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2013年4月

2013年4月29日 (月)

国際仏教学大学院大学より

国際仏教学大学院大学「東アジア仏教写本研究拠点の形成」実行委員会より、ニュースレターをいただきました。


『いとくら』第8号(2013)


毎号いただいております。落合俊典先生をはじめとする関係者方々にあらためて御礼申し上げます。なお、『いとくら』をはじめとする成果物はダウンロード可能のようです(コチラ )。


2013年4月27日 (土)

The Dunhuang Region during Tibetan Rule (787-848)

新収書です。

Gertraud Taenzer, The Dunhuang Region during Tibetan Rule (787-848): A Study of the Secular Manuscripts Discovered in the Mogao Caves, Harrasowitz Verlag (2013).

私の研究分野と非常に近いことを扱っています。また、OTDOのテキストを十分に活用しているようで、関係者としては嬉しい限りです。私の論文も、少しは引用してくれています。関係する文書もよく集めているように見受けられます。

内容に関しては、ちゃんと読んでからでなければ何も言えませんが、記述の混乱も見受けられ、ちょっと慎重に読む必要がありそうです。先行研究のカヴァーもちと甘いかもしれません。例えば、吐蕃支配期の敦煌文書に現れる独特の税制「突」について、本書でも議論はあるのですが、どういうわけか「突」の意味を分析した先行研究に言及がありません。

2013年4月21日 (日)

Revue d'Etudes Tibétaines, 26

オンライン雑誌Revue d'Etudes Tibétaines, vol. 26が出ていました。ココからダウンロードできます。収録論文は以下のとおり。個人的には、van der Kuijpの論文と、Lobsang Nyima Laurentによる、ギルギット由来8世紀の銅像についての報告に興味を惹かれました。

Lin Shen-Yu,The Fifteen Great Demons of Children
Benjamin Wood, The Scrupulous Use of Gifts for the Saṅgha: Self-Ennoblement Through the Ledger in Tibetan Autobiography
Yudru Tsomu, Constructing Images of Gönpo Namgyel: a Hero or a Villain ?
Valentina Punzi, Physical, Cultural and Religious Space in A myes Bar dbon. Written and Oral Traditions of a gnas ri in Amdo   
Leonard W.J. van der Kuijp, Some Remarks on the Textual Transmission and Text of Bu ston Rin chen grub's Chos 'byung, a Chronicle of Buddhism in India and Tibet
Lobsang Nyima Laurent, lHa bla ma Zhi ba ’od’s Eighth Century Bronze from Gilgit   

『敦煌寫本研究年報』第7號

今年も出ました、『敦煌寫本研究年報』(第7號)。京都大学人文科学研究所の研究班「中国中世写本研究班」(高田時雄教授主催)の成果物です。巻を重ねるごとに内容も充実し、今号は366頁もあります。なお、前半は特集「敦煌寫本と日本古寫本」で、後半はその他の論文・書評です。高田先生のウェブサイト(ココ) から電子版をダウンロードできます。
以下は目次です。

特集「敦煌寫本と日本古寫本」
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王三慶「從聖武天皇《雜集》的整理研究兼論其與敦煌文獻之關涉」
鄭阿財「論日本藏敦煌寫本及古寫經靈驗記的價値 」
朱鳳玉「敦煌《妙法蓮華經講經文》(普門品)殘卷新論」
荒見泰史「敦煌講經文類と『東大寺諷誦文稿』より見た講經に於ける孝子譚の宣唱
永田知之「『琉璃堂墨客圖』覺書 ―「句圖」・詩人番付と日本傳存資料 」
定源(王招國)「敦煌遺書《比丘含注戒本》之基礎研究 ―寫本系統與成書年代」
道坂昭廣「正倉院藏『王勃詩序』中の「秋日登洪府滕王閣餞別序」について」                     
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劉安志「《華林遍略》乎?《修文殿御覽》乎? ―敦煌寫本 P.2526 號新探」
玄幸子「『閻羅王授記經』寫經考―天堂へのパスポート」 
大西磨希子「西方淨土變の白描畫   Steinpainting76,P.2671Vの解釋について」
赤木崇敏「甲午年五月十五日陰家婢子小娘子榮進客目」
岩尾一史「古代チベット帝國の敦煌支配と寺領―Or.8210/S.2228 の檢討を中心に」
山本孝子「ハコを用いた封緘方法―敦煌書儀による一考察 」
佐藤礼子「 羽 094R「(擬)天台智者大師智顗別傳」初探」
高井龍 「舜の舌による瞽叟開眼故事の流布について」
徐銘「敦煌本讚文類小考―唱導、俗講、變文との關わりより」
白石將人「書道博物館藏吐魯番出土『左傳』服虔注殘卷について」
岩本篤志「敦煌吐魯番學からみた東アジア博物學(書評:余欣『中古異相―寫本時代的學術、信仰與社會』)

2013年4月17日 (水)

朱玉麒先生から

同じく、北京から送った小包に入れたものの一つ。

朱玉麒先生からいただきました。ありがとうございます。

朱玉麒(主編)『西域文史』6、北京:科学出版社(2011).

目次はコチラ

栄新江先生から

今日、北京から送った小包が届きました。大体3週間くらいでしょうか。
その中にあった、いただきものです。

栄新江先生からいただいた、ご論文の別刷です。凄い仕事量にただ圧倒されるばかりです。



栄新江 「絲路銭幣与粟特商人」上海博物館(編)『絲綢之路古国銭幣暨絲路文化国際学術研討会論文集』上海: 上海書画出版社, pp. 1-7 (2011).

栄新江, 朱麗双「11世紀初于闐仏教王国滅亡新探―兼談喀喇汗王朝的成立与発展」『西域文史』6, pp. 191–202(2011).

Rong Xinjiang," The religious background to the An Lushan rebelion." In: Luo Xing (editor) and R. Covey (translation editor)   Chinese Scholars on Inner Asia, Bloomington, Indiana: Indiana University,  pp. 97–137 (2012).

栄新江「唐代六胡州粟特人的畜牧生活形態ー2007年西北農牧交錯地帯城址与環境考察紀略」北京大学中国古代史研究中心(編)『輿地、考古与史学新説ー李孝聡教授栄休紀念論文集』北京: 中華書局, pp. 667–674(2012).

栄新江「唐代安西都護府与絲綢之路―以吐魯番出土文書為中心」『亀茲学研究』5, pp. 154–166(2012).

栄新江「唐朝与黒衣大食関係史新証―記貞元初年楊良瑶的聘使大食」『文史』2012-3, pp. 231–243(2012).

栄新江, 朱麗双「于闐国王李聖天事跡新証」『西域研究』2012-2, pp. 1–13(2012).

栄新江, 文欣「“西域”概念的変化与唐朝“辺境”的西移ー兼談安西都護府在唐政治体系中的地位」『北京大学学報(哲学社会科学版)』49-4, pp. 113–119(2012).

2013年4月12日 (金)

Scribes, Texts, and Rituals in Early Tibet and Dunhuang

Brandon Dotsonより、次の論文集がもう出る(出た?)との連絡をいただきました。9783895009389_big 宣伝も兼ねてお知らせします。



Brandon Dotson, Kazushi Iwao and Tsuguhito Takeuchi (eds.), Scribes, Texts, and Rituals in Early Tibet and Dunhuang Proceedings of the Third Old Tibetan Studies Panel held at the Seminar of the International Association for Tibetan Studies, Vancouver 2010 (Band 9 der Reihe Contributions to Tibetan Studies), Leiden Wiesbaden: Reichert Verlag (2013).


内容は、2010年にVancouverで開かれた第12回国際チベット学会のうち、パネル「Old Tibetan Studies III」の論文集です。いまのところ、まだamazon.co.jpには出ていませんが、こちらから注文できるみたいです 。収録論文は以下のとおり:


Mark Aldenderfer,  Pre-Buddhist Era Phalliform Objects from Kyunglung, Far Western Tibet

Amy Heller, Preliminary Remarks on Painted Wooden Panels from Tibetan Tombs
 
Gertraud Taenzer, The 'A zha Country under the Tibetans in the 8th and 9th Century: A Survey of Land Registration and Taxation Based on a Sequence of Three Manuscripts of the Stein Collection from Dunhuang         

Zhu Lishuang, A Preliminary Survey of Administrative Divisions in Tibetan-Ruled Khotan    
Ronit Yoeli-Tlalim, Central Asian Mélange: Early Tibetan Medicine from Dunhuang 
   
Brandon Dotson, The Princess and the Yak: The Hunt as Narrative Trope and Historical Reality in Early Tibet

Cathy Cantwell and Robert Mayer, Neither The Same Nor Different: the Bon Ka ba Nag po in Relation to Rnying ma Phur pa Texts

Tsuguhito Takeuchi, Glegs tshas: Writing Boards of Chinese Scribes in Tibetan-Ruled Dunhuang

Kazushi Iwao, On the Roll-Type Tibetan Śatasāhasrikā-prajñāpāramitā sūtra from Dunhuang 

Sam van Schaik, Dating Early Tibetan Manuscripts: A Paleographical Method 

『東洋史研究』71-3

留守中に届いていた雑誌の一つ。

『東洋史研究』71-3

今回は特集:ポスト・モンゴル時代のアフロ・ユーラシアということで、大変興味深い論考が目白押しです。特にチベットということでは、


片桐宏道「ダライラマ五世の命令文定型化とその影響」


があります。1672年以降のダライラマの命令文が定型化し、そしてその定形化にも二系統あったということを論証しています。ダライラマ五世は清朝皇帝、アルタンハンからそれぞれ称号と印をおくられるのですが、その称号と印を、時と場合に応じて使い分けているということです。しかもその使い分けは少なくともダライラマ七世までは確認できるとのこと。なるほど!

2013年4月11日 (木)

Dunhuang Studies: Prospects and Problems for the Coming Second Century of Research

今日、久しぶりに学校に行くと、Institute of Oriental Manuscripts(サンクト・ペテルブルグ)ののIrina Popova所長から以下の本が届いていました。出版されたとは聞いていたのですが、本物ははじめてみました。Popova先生、ありがとうございます。

I. Popova and Liu Yi (eds.), Dunhuang Studies: Prospects and Problems for the Coming Second Century of Research / 敦煌學:第二個百年的研究視角與問題, Slavia Publishers, St. Petersburg, 2012.

2009年夏に同所で行われた学会の論文集です。収録論文はあまりに多いので、転記はしません(こちらを参照あれ。)

Historical Development of the Tibetan Languages

今日、武内紹人先生と林範彦先生からいただきました。


Historical Development of the Tibetan Languages: Proceedings of the Workshop B of the 17th Himalayan Languages Symposium (Kobe, 6th-9th, September, 2011) 『神戸市外国語大学研究年報』49. 2012 [2013].

内容は、2011年9月に神戸市外国語大学で開催された第17回ヒマラヤ言語学会のうち、Tibetan-Burmanを扱ったワークショップの論文集です。収録論文は以下の7本。


Tsuguhito Takeuchi, Formation and Transformation of Old Tibetan
Kazushi Iwao, Reconsidering the Sino-Tibetan Treaty Inscription
Tsuguhito Takeuchi, Old Tibetan Rock Inscriptions Near Alchi
Izumi Hoshi, The Flow of Eastern Tibetan Colloquial ^e into Middle Tibetan
Marius Zemp, Dramatizers in Purik and How They-Smack!-Evolved
Tsetan Namgyal. Exploring the Linguistic Influence of Tibet in Ladakh (La-dwags)
Shiho Ebihara, Preliminary Field Report on dPa' ris Dialect of Amdo Tibetan


2013年4月 8日 (月)

『中国文化史大事典』(予)

大修館書店から連絡があり、タイトルの事典が4月末に出版するとのこと。



尾崎雄二郎、竺沙雅章、 戸川芳郎(編)『中国文化史大事典』大修館書店、東京(2013/4)。


僕も一項だけ執筆させてもらいました。しかしそれもかなり前のことで、正直忘れていました。今にいたり出版の運びに至ったということです。完成してみると、収録項目数は7,000余、総ページ数は1506頁という大冊です。無事出版にこぎつけたのは、まさに編集者方々の並々ならぬご尽力の賜物なのでしょう。

しかし、本体33,600円(税込)はちと高い、、、。




2013年4月 2日 (火)

大川謙作さんから

これも留守中にいただいたもの。

大川謙作「チベット問題の淵源を探る」『アジア記者クラブ通信』243(2012)、pp. 2-15。

アジア記者クラブでの講演をテキストに起こしたもののようですが、本当に素晴らしい解説です。1950年代におけるチベット解放の意味、1990年代におけるチベット政策の転換、そして現在のチベット(北京五輪以降のチベットと焼身自殺)について述べられています。

今まで分かっていたつもりだったけどちゃんと理解していなかったこと、また全く知らなかったことなど、新たな発見がたくさんありました。大川さん、ありがとうございます。

小野達哉先生から

研究室の先輩、小野達哉先生から別刷をいただきました。

小野達哉「唐代後半の路遇礼と官人の秩序」『文化史学』68(2012)、pp. 71-93。


送付いただきありがとうございます。

吉水千鶴子、根本裕史両先生から

留守中にいただきました。ありがとうございます。

Yoshimizu Chizuko and Nemoto Hiroshi (eds.), Zhang Thang sag pa 'Byung gnas ye shes, dBu ma tshig gsal gyi ti ka (Studies in Tibetan Religious and Historical Texts, vol. 1), Part 1, The Toyo Bunko, Tokyo (2013).

東洋文庫のチベット研究班成果であるStudia TibeticaシリーズとしてはNo. 46にあたります。近々PDF版が東洋文庫webで公開されるはず(ココ)。

 

池尻陽子さんから

留守中にいただきました。

池尻陽子『清朝前期のチベット仏教政策ー扎薩克喇嘛制度の成立と展開ー』汲古書院、東京(2013)。

御著書をどうもありがとうございます。

最近チベット学の仲間がどんどん単著・共著を出版しており、本当にうれしいことです。日本のチベット学を盛り上げて行きたいですね。もちろん、私も頑張らないといけないのです。

海野洋平先生から

留守中にいただきました。ありがとうございます。

海野洋平「敦煌童蒙教材「牛羊千口」考釈ー蒙書「上大人」の姉妹篇ー」『一関工業高等専門学校研究紀要』47(2012)、pp. 22-16(逆頁)。

2013年4月 1日 (月)

『国際漢学研究通迅』

帰国直前に挨拶に伺った国際漢学家研修基地にて、次の書をいただきました。

『国際漢学研究通迅』第1期(2010.03)〜第6期(2012.12)、北京大学出版社。
『国際漢学研究通迅・中文国際漢学者著作出版目録(2001-2010)』北京大出版社。

ありがとうございました。また、二ヶ月半お世話になりました。

帰国

昨日、帰国しました。直前の二週間はそれまでとは打って変わってえらく忙しかった。仕事したり、研究報告したり、旧交を暖めたり、新しい友人と別れを惜しんだりと、息つく暇もないという感じでした。振り返ってみると、周りの人々に恵まれたおかげか、本当に素晴らしい環境の二ヶ月半でした。

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